ご挨拶

 

 以前読みました新聞の中に現代の日本は「物富んで心貧しくの時代」であると書かれてあり、この言葉が非常に胸に刺さりました。確かに今の時代、夜中でも空腹であれば何処にいても少なからずお店があって食べ物があり、発展発達のスピードは目を見張る早さです。

 

 その時代に「宗教」とは多くのことを求められていると感じております。日頃、様々な悩みや不安を抱える方は多く、お話しをしている方々とはあらゆる事柄の相談を受け解決に努力しています。

 

「宗教は怖い」と言われる方もあります。確かに世の中にはよからぬ宗教団体があるのも事実でしょう。しかしながら、既成宗教々団にありがちな「敷居の高さ」や「閉鎖性」「僧侶の質」等の問題があるのも事実です。

 

 古来よりの神社やお寺は人々の願いの場であり憩いの場であり、心の荷を降ろす場でありました。時代が経つに従って今やそのような機能を失いつつあるからこそ、もう一度その本懐を見つめ直し、試行錯誤の中でホームページを開きました。

 

 ホームページを見られたあなたの心に一筋の光となることをと願っています

合掌山  眞乗院 落款